大航海時代に思いを馳せて

大航海時代Onlineのゲーム記録と、痛い子的歴史妄想で構成の予定

資本主義の未来(1)

暖かい鍋の美味しい季節となりました、皆さまいかがお過ごしでしょうか~^^

最近、深夜にTV見てて思う事。
番組の合間のCMって、銀行の子会社みたいなサラ金の宣伝と、過払い金の案件引き受けますという司法書士・弁護士の宣伝が多すぎるwwwこれは例えが悪いけど、麻薬の宣伝した直後に、依存症から抜け出す処方箋を宣伝してるみたいな終末観を感じるんだよねww
何という、マッチポンプ? 
いや、もう銀行は企業が金を借りなくなったから、安全なはずの国債を買うか、個人ローンしか収益をあげれなくなっているんだろうな。

まあ普段はTV見る時間削って、大航海してますけどね~^^

さて、今回から数回に分けて、資本主義の未来について考えてみます。
連載という形にはしますが、毎回ディスカッションは、ベリーWelcomeですっ(>達磨さん)




株式会社という進化する仕組み

前回記事で、キリスト教(の源流のユダヤ教)の厳格な金貸し文化風習が資本主義を育んだという、歴史のおさらいをしてみた。
今回は、引き続き大航海時代の人気のNPCである、東インド会社にスポットをあててみる。

そう、資本主義が全世界のデファクトスタンダードとなった要因は、1602年に設立された史上初の株式会社であるオランダ東インド会社の誕生にさかのぼる。

East-India.jpg

東インド会社って、ただの特別納品書をレアドロップするだけの狩りやすいNPCと思っていたのだが・・・((´・ω・`;))


16世紀当初はヨーロッパでも、遠洋航海に耐えうる船を一隻作るだけで莫大な資金が必要だった。
もちろん、ゲームの世界とは違うから、非戦オプションも、主天使のヴェールも無いわけで(苦笑)
これはかなりの大金持ちでも単独では許容できないほどのリスクだった。
しかし、カリカットから胡椒や紅茶・サファイアを、さらに足を延ばしてアンボイナからナツメグやメースを持ち帰れば莫大な利益が得られる・・・ゴクリ。
さて、どうしたものか

と、そこで考え出されたのが、プロテスタンティズムの源流であるユダヤの高利貸し的な発想を元にした魔法の仕組みだった。
まず船を建造/レンタルするのに必要な資金や船員の給料を、金持ちが何人か集まって出資する。
そして、船が香辛料や宝石を無事に持ち帰った場合、出資金に応じて利益を分け合う。

この仕組みには、幾多の損失(難破、海賊の拿捕、結局赤字など)とそれを上回る莫大な儲けが繰り返されるうちに、様々な改善が加わっていった。

船の建造やメンテナンス、航海士の育成などを継続的に行うために、利益は一年に一回配当として支払われるようになった。
出資金に応じて継続する事業の利益を適切に分配するための取り決めが会計技術となった。
いくら出資したかを書いた証書は株券と呼ばれ、株券は自由に売買することが出来る流動性も備えるようになった。
また、出資者にとって最大のリスクは出資金がすべて無くなるだけという有限責任の仕組みを備え、複数の出資先(ポートフォリオ)に分散投資できるようにし、更にはリスクをヘッジするため損害保険などの金融技術も発達していった。

この東インド会社から始まった株式会社は、人間の金儲けの欲望を刺激する一方で、損失の恐怖を緩和し、資本の蓄積と再投資というサイクルを効率的に回転させることで、史上かつてない莫大な富を実現し、間接的に人々を飢饉や疫病から救っていった。また株式市場の創設によって、工業から農業まで幅広い生産技術や医学、科学技術のベンチャーに資金を供給する仕組みとして、科学技術のマネタイズを容易にし、技術の発展に寄与していった。
そして、株式会社というシステムがとりわけ優れていたのは、経済活動を通じた自然淘汰により、法人として進化を可能にした点である。個々の会社は、今、現在も生き残りをかけて日々改善進化を続けている。

しかし株式会社をメインエンジンとする資本主義には大きな欠陥が存在していた。
一言でいうと、人情味がないのだ。
株式会社は、そもそも株主価値を最大化するための利益追求以外の目的を持たず、結果として利益の分配にあずかれるのは株主だけとなる。航海において、船が難破しても株主は出資金以上の損失を被ることは無く、船員の遺族の生活に責任を持つこともなく、また必要に応じて船員の生活などお構いなく解雇するシステムである。
(この話は一旦終了。 続きは、マルクスと共産主義として次回に書く予定)





資本主義って暴走してる気がするの(´・_・`)

話はいきなりぶっ飛ぶが、先進国では資本主義に、社会主義的な生活保護や年金、健康保険の仕組みを取り入れて、その人情味の無さを補い持続的な発展を成し遂げている。自分もまた資本主義の恩恵を受けている一員である以上、平和で豊かな社会が継続してくれることを望んでやまない。ほんと日本に生まれて良かった思ってるよ。
しかし平和で豊かな社会が継続していくにあたって、気掛かりな点が大まかに4点ある。以下でその4つの問題点、リスク要因について詳細を論じてみる。


①格差の拡大
資本を保有している者の資産蓄積スピードは、労働者の貯金ベースの蓄積よりも段違いに速いという真実。
これは階級間格差を拡大し、社会全体を不安定化させる根源的原因だ。昨年来、トマ・ピケティ『21世紀の資本論』が世界的ベストセラーになっているが、多くの人が何となく肌感覚で感じていることだから、データを見て納得できたのかもしれない。
特に問題なのは、相対的に貧しい者の心には、富める者への妬みが生じるだけでなく、抑圧感と絶望が社会の破壊を望む方向に向かせて、衝動的な犯罪に走ってしまうことである。
そして、例えばイスラム教のような来世での救済を説く宗教と結びつきやすく、社会を不安定化する要因となる。

ただし、池田信夫氏の『日本人のためのピケティ入門』によると、日本においては、階級間格差よりも、世代間格差の方が大きい。 要は、高齢者の年金は、国債=次世代の借金から支払われていること。
この対策は、年金の受給額を税収の総額に連動させて半減するしかないのだが、それを主張できている国会議員は一人もいない。(これは、古代ギリシャから続く民主主義の欠点=ポピュリズムの罠として、別記事に書くかなww)


②経済成長が永遠に続くという幻想
我々は、経済成長至上主義とでもいうべき錯覚に囚われているのではないかと思うことがよくある。
政府・日銀が金融緩和によって資金さえ提供すれば、設備投資が活発に行われて景気が上向いていくはずだという思い込みが、政府関係者からマスコミまで広く浸透している感じを受ける。
この錯覚というか思い込みは、日本のみならずFRBやECB、IMFの高官の発言でも感じられ、世界的な資金過剰状態がリスクを無視した低金利となって、本来は採算が取れないはずのシェールガスなどの企業への過剰な貸し付けとなって世界的なリスクを膨らましつつある。
最近、日本政府は2%の経済成長という目標を大体掲げているが、これはせめて2%ぐらいないと先の見通しが立たないという希望的観測であり、実質マイナス1%程度が最近の実績値である。
結局、景気対策という大義名分のもとに、公共事業の拡大や、バラマキが行われているが、結果として国債の残額を膨らませているだけ・・・実はこのマイナス1%ぐらいが自然な数字なのではと思う。
総務省のデータによると、日本の総人口の減少が始まったのは2005年からであるが、人口減少状況を年齢別に見ると、15歳から64歳までのいわゆる生産年齢人口は、既に1996年から減少に転じている。失われた20年とか言われて残念がっている人も多いが、何のことはない、労働者人口が年率1%も減っていて、経済だけ成長できるわけがない。(まあ産業ロボット使って労働力を補いながら輸出を伸ばすことによって方法論的には可能だが、国際収支の不均衡を拡大し、為替の補正もかかることになるので、日本だけが良ければOKという一国平和主義的なのは政治的にも無理である)


③グローバル資本主義が国家の枠組みを破壊する
資本主義の功罪というか色んな側面があって、前々回の30年戦争の記事で「貧富の差はグローバル化によって、今まさに解消されつつある様に見える。」と主張したところを達磨さんに突っ込まれた論点を少々蒸し返してみる。 

プラスの点としては、少なくとも統計上、例えば世界各国の消費者物価指数は収斂して世界で一物一価に近づきつつあることが挙げられる。これは①の格差問題を多少なりとも緩和する効果である。
グローバル企業で上手くいっているところは、低賃金の国で生産して高価格の国で売る世界戦略をとっているユニクロのような企業が多い。これは低賃金の国から搾取しているのではなく、再分配していると考えるべきだ。
余談だが、2年ぐらい前にユニクロの柳井氏が「世界同一賃金、全世界のユニクロ社員は年収100万円に収束する」という構想を打ち出して話題になったことがある。現在年収300万の日本人から見たらとんでもないブラック企業だということになるが、ミャンマーの人から見たら魅力的な話なのではないかな? いずれにしても単純労働の賃金が新興国に近づくことは、資本主義の性質上避けれないことで、立場によって評価が変わるのは仕方ない。

マイナスの点としては、グローバル企業は国家ごとの歪を利用して利益を最大化している訳であり、特に金融関係では本社をケイマン諸島に移転させたりして、払うべき税金を払っていないところもある。これは国家が用意しているインフラサービスにただ乗りしているフリーライダーであり、税収があげられないと国家の維持が成り立たなくので規制が必要だ。日本においても海外子会社とのグループ内取引に対する課税の問題として、税務署と企業会計の見解の相違が色々と表面化している。
モノ・金の移動はグローバル資本主義によって加速されるが、ヒトの移動は国家の制約に引っかかる事が、現在の難民問題に拍車をかけている側面もある。

話が脱線してしまったが、いずれの側面からもグローバル資本主義が国家という枠組みを浸食していることは間違いなく、格差を解消しきれないまま世界を不安定化させるのかもしれない。国家の枠組みの破壊といっても、世界が一つになるための創造的な破壊であれば良いのだが、、、う~ん。


④物理的な資源の供給制約が近づいてきている
これは原油のチャートなど諸々のデータから導き出した自分の仮説で、絶対の自信はないのだが、、、、2008年のリーマンショックの原因の一つは、ピークオイルだったんじゃないかな。
話は飛ぶが、先々月に久しぶりにサンフランシスコに行って愕然としたのはカリフォルニアが砂漠化しつつある?これは地球温暖化が原因だそうだ。地球は個々の人間から見たら果てしなく大きいが、それでも有限の容器でしかない。環境破壊の話に触れるにつけ、しがないサボリーマンの自分のちっぽけさと、豊かな生活を捨てることなどできないエゴを改めて認識する。
おっと・・・話を戻すと、
上記①~③までは社会制度や富の再分配、人の認識にかかわる問題で、難しい問題ではあるが、合理的な人々が話し合えば最終的には何とかなるはずだ(と信じたいww)。
しかし物理的な問題に関しては、科学技術の進歩にしか解決の糸口がない。特に深刻なのはエネルギー源=原油の持続的な確保であり、太陽光など自然エネルギーは密度が低すぎて当面代替手段には程遠い。
今、原油の値段が一時的に安くなっているのは、アメリカのシェールガスの採算に合わない無計画な採掘が原因で、そもそもコストが1バレル60ドル以上のものが持続的なエネルギー源になることはあり得ない。2017年頃には一転して1バレル100ドル以上への高騰シナリオを想定している。
念のため繰り返すが、あくまで僕のリスク・シナリオです。もちろん投資は自己責任でお願いします。
ご利用も計画的にね~♪


2015_1111_pol.jpg
Koji: ねえマスター、俺の国では利息はほとんどゼロで、しかも預金の大半が国債で運用されてるんだけど、どう思う?


【狼少年コージ・愛のPoemコーナー】
2016年4月、かねてから経営不安が囁かれていた某紅蓮興亜社のお父さん報道でその一連の騒動は幕を開ける。
低迷を続けるコモディティ価格が、数年前までは時価総額5兆円を超えていた世界最大の総合商社をなぎ倒したのだ。これによって紅蓮興亜社の引き受けていたデリバティブ、オプション取引は全て引き受け手を失い、シェールガスや海底油田の採掘会社の連鎖倒産を招くことになり、ジャンク債市場は大暴落となった。
ギリシャ国債関連のデリバティブを大量に抱えていた独逸バンクもお父さんの危機に直面し、ギリシャのみならずスペインやイタリアの国債のCDSまでもが急上昇を始めた。
さらにサウジ等OPEC諸国の財政悪化がオイルマネーの逆流=資産投げ売りを招き、この信用不安騒動は瞬く間に数年前のリーマンショックを超えるものとなった。かつてのサブプライムローン問題が個人向けの過剰融資であるならば、今回のシェールガスバブル(仮)はゾンビ企業向けの過剰融資なのだ。

しかし、FRBを初めとする各国中央銀行の対応も素早かった。家錬 議長はジャンク債などの政府買い入れを矢継ぎ早に決め、Black rice field総裁は更なる金融緩和と、東証ETF買い入れ枠の新設などを発表し、事態の鎮静化に努めた。

こうやって、国策の最大限の発動により夏頃にどん底をつけた株価も秋口にはV字回復を果たした。シェールガス会社の採掘停止とアラブにおける地域紛争の拡大により原油の需給も引き締まり、世界は再び成長の宴に戻れるかのように、見えたのだが・・・
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[ 2015/11/24 00:32 ] 歴史展望 | TB(0) | CM(2)
タンホイザーゲート
ああ~^
鍋いいっすねぇ。根菜類とマイタケがたっぷり入った鴨鍋を突きながらビールのみたいです。

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>特に深刻なのはエネルギー源=原油の持続的な確保であり、太陽光など自然エネルギーは密度が低すぎて当面代替手段には程遠い。

採掘と精製の技術が年々、向上して推定埋蔵量とかいう指標がけっこうガバガバだったりするとはいえ、物質である以上は有限ですからねぇ
宇宙エレベーターかソーラーシステムか縮退炉はよ!!って感じですよね
。しかし、逆にエネルギー問題が完全に解決した場合って、人類は今度は何を争いの火種にしようとするんだろう。



>今、原油の値段が一時的に安くなっているのは、アメリカのシェールガスの採算に合わない無計画な採掘が原因で

【悲報】伊藤忠さん、逝く
中国にも異常に入れ込んでるっぽいけど大丈夫なんですかね・・・


NTTが殿様商売してた頃の、ISDNで64kとか糞みたいな速度で従量課金でっていうインターネット暗黒期があったじゃないですか。
そこに孫ジャスティスが颯爽と現れて、顰蹙を買った駅前モデム押し付けゴリ押し商法でyahooBBとかいうやっすいやっすいADSLを見事に普及させた。結局NTTもシェアを守るため、同じ土俵に引きずり出されたんですよね。

あぶらの供給事情を眺めていると、畑は違うけどその2000年代初頭のブロードバンドインターネット通信網の普及の話を思い出しまして。

NTTに相当するのがAPECさんですよね。あぶらの値段が落ちてきたら、生産調整して価格を維持する。ただでさえ新興国の需要増やら中東情勢やらの影響を受けて高騰しやすいモンでしたから、寡占して殿様商売している頃ならほんとうにやりたい放題だった。

そこに孫ちゃんよろしくシェールガス革命がやってきた。
kojiさんが仰るとおり採算度外視の開発過熱っぷりはいくらか投機が起こっていたんでしょう。
でもシェアの奪い合いとしてはどうなんでしょう?
APECさんサイドとしては、シェールガスの安売り攻勢に晒されると生産調整→価格維持のコンボをもう使えない。そんなことしたら顧客が離れるだけですし。こうして仁義無き安売り競争が勃発、ISが資金源にするため実行支配地域で採れたあぶらをやすーくトルコに横流ししたり、ロシアもロシアでアメリカの仲間たちによる経済制裁にめげず中国とかに販路を求めたり、ある程度の需要を賄って余りあるほどの供給、そして価格下落のスパイラルが生じていた。
ここ数年のあぶらの生産量って右肩上がりに上昇しているようですね。

しかし結構前の段階でAPECさんサイドもベネズエラとかあの辺りが原油価格の下落に悲鳴をあげてるって盛んにニュースになってたし、シェールガス勢だってさすがに体力が持たなくなって倒産した企業があったりして、お互い満身創痍といいますか、2015年の中ごろに価格下落が一服した感はありましたが

今度は中国の経済状況がきな臭くなった。というか、ついにボロがでたというか。これを受けて日経もダウも駄々下がりするし、リスク資産であるあぶらは手放してドルや円やスイスフランに資金が逃げる。
中国ショックで世界経済全体に冷や水が浴びせかけられたというか、アメリカは相変わらず元気だけど、新興国のエネルギー需要がそんなでもない状態になってしまっていて、一方であぶらやガスを産出する国々はシェア争いのためかつてないほど生産量を増やしているので、供給に対して需要が薄すぎる状態。そらー値下がりますわ

てのが、今の状態なんですよね。

需要は無いけど、シェアのために産出量を拡大するしかない、そのせいで
原油価格は下げ基調、でもいずれこのチキンレースに耐えられなくなって自然と反発するときは来るっちゃ来るやろう。
といっても、新興国があんまり調子良くないことに起因する世界経済の停滞にともなう、エネルギー需要の低迷も事実なので、爆騰したり高止まりする絵が思い浮かばないというか・・・

こんな感じでゆるやかーに人類は衰退していく系でおねがいします!



[ 2015/11/28 16:29 ] [ 編集 ]
Re: タンホイザーゲート
ヨハンさん

レス遅くなってホント申し訳ない。
一回のエンジニアである僕にとって、このテーマは風呂敷を広げすぎたようだ~^^;

でも、資本主義のRyuは第5話まで書くよ。なんとかね

> 鍋いいっすねぇ。根菜類とマイタケがたっぷり入った鴨鍋を突きながらビールのみたいです。

う~ん、まだ鍋の美味しい季節だから、週1回はそんな感じで楽しんでますよ~

途中略(ごめんW;)
でもシェールガスの会社は今年の3月決算の後、バタバタ逝ってしまうのよ。
この予想は僕の中では既定事実なもので、今年の夏が過ぎるまでは変更できない。

>
> こんな感じでゆるやかーに人類は衰退していく系でおねがいします!

了解!!
いや悲観的なことを書いているけど、人類は衰退せずに新たな進化を遂げていくんです!
良かったら、第5話までお見守りください~^^
[ 2016/02/26 11:25 ] [ 編集 ]
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